2013年8月29日木曜日

乱読のすすめ87―ネットに悪意が充満する東アジア














 

   ヘイトスピーチ批判や愛国心についてブログで書くと、悪意にみちた罵声がよせられることがあります。「非国民!」「w w w」…すべて匿名です。

   釧路から羽田にもどる飛行機で、映画監督・森達也さんの「『自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか』と叫ぶ人に訊きたい」(ダイヤモンド社)を読んでいると、つぎのような一節がありました。

2013年8月27日火曜日

乱読のすすめ86- 「 きみはたたかうのか(ブラック企業という言葉の意義)」
















   「大門さん、共産党躍進したから、ブラック企業なんかぶっ潰してよ。ボクもひどい目に合ったんだから」
   東京市ヶ谷で居酒屋チェーンの名ばかり店長に疲れ果て、退職したB君がいいました。

   そもそもブラック企業の言葉の意義は何なのか。

2013年8月22日木曜日

ブラックよりブラック 秋田書店の体質を問う









  マンガ出版社、秋田書店の不正問題と不当解雇問題が、昨日の毎日新聞夕刊、本日のしんぶん赤旗などで取り上げられています。

   不正問題とは、読者プレゼントの景品数水増し。先日、消費者庁から「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を受けました。
   不当解雇問題とは、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が、「プレゼントを窃取した」などと罪をなすりつけられ懲戒解雇されたことです。

2013年8月14日水曜日

美人議員が多いね、と











    きのう宿舎のエレベーターでいっしょになった自民党のベテラン議員が「共産党は美人議員が多いね。票が取れるよね」といいました。

2013年8月13日火曜日

乱読のすすめ85-強者に有利なあいまいな言葉















   「美しい国」、「国益」、「アベノミクス」、「攻めの農業」、「ベストミックス(エネルギー政策)」…あいまいな言葉で国民を愚ろうし続ける安倍首相。
   大江健三郎さんは『定義集』(朝日新聞出版)のなかで、「強者に有利なあいまいな言葉」と題し、つぎのように述べておられます。

2013年8月7日水曜日

乱読のすすめ84-「半沢直樹」は実在するか

 











いまテレビでも小説本でも、池井戸潤さん原作の「半沢直樹」シリーズが大人気です。

残念ながらテレビの半沢直樹(TBS「日曜劇場」)は見ることができないでいますが、移動の車中で小説三部作は一気に読んでしまいました。80年代末のバブル期に大手銀行に入行した半沢直樹が、自分の銀行や社会の不正と戦う経済サスペンスです。上司を恐れず、ズバズバものをいう勇猛な半沢の行動様式がとても魅力的です。

小説を読んでいて、3年前、実際に大手生命保険D社の不正を内部告発したAさんのことを思い出しました。

2013年8月4日日曜日

乱読のすすめ83―「生き残り」といえば、すべて許されるのか














   労働者を使い捨てにするブラック企業が問題になっていますが、ある懇談会でIT企業の社長さんが、「企業は生き残りをかけてたたかっている。社員も生き残りをかけてたたかって当然」と、なかばブラック企業を正当化するような発言をしました。

   高齢者を食いモノにする偽装質屋(ヤミ金業者)も社会問題化していますが、テレビの覆面インタビューで「元・偽装質屋業者」が「世の中、騙すか騙されるかの生存競争や。騙されるほうがわるい」と開き直っていました。

   「生き残りをかけて」、「生存競争」といえば、なんでも許されるのか。

2013年8月1日木曜日

麻生さんの戯言癖












暴言と失言のちがいはなにか。ホンネで無茶苦茶なことを言うのが暴言(「石原慎太郎氏」型)。ふだんはタテマエで過ごしているのについホンネが出てしまったのが失言(「高市早苗・自民政調会長」型)でしょうか。