2013年8月13日火曜日

乱読のすすめ85-強者に有利なあいまいな言葉















   「美しい国」、「国益」、「アベノミクス」、「攻めの農業」、「ベストミックス(エネルギー政策)」…あいまいな言葉で国民を愚ろうし続ける安倍首相。
   大江健三郎さんは『定義集』(朝日新聞出版)のなかで、「強者に有利なあいまいな言葉」と題し、つぎのように述べておられます。

   「あいまいな言葉によって権力が積み上げる既成事実に対しては、明文化しうる言葉によって民主主義的に抵抗する声をひたすら持続するほかありません」

   「あいまいな言葉」VS「明文化しうる言葉」。ここにも日本共産党の役割があると思いました。