2013年8月22日木曜日

ブラックよりブラック 秋田書店の体質を問う









  マンガ出版社、秋田書店の不正問題と不当解雇問題が、昨日の毎日新聞夕刊、本日のしんぶん赤旗などで取り上げられています。

   不正問題とは、読者プレゼントの景品数水増し。先日、消費者庁から「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を受けました。
   不当解雇問題とは、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が、「プレゼントを窃取した」などと罪をなすりつけられ懲戒解雇されたことです。


   女性は、担当になった際の引き継ぎで不正を知り「一つの商品しかないのに、当選人数を10人にするのはおかしい」と上司に訴えましたが、「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」と言われました。しかし不正を続けているうちに睡眠障害や適応障害を発症、2011年9月から休職。12年2月29日に会社から「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」と書かれた解雇通知書が送られてきました。

   女性は「首都圏青年ユニオン」に相談。仕事を理由とした病気の発症で休職中に解雇するのは無効であり、ましてや罪をなすりつけての懲戒解雇など許されるわけがありません。女性と「ユニオン」は、現在、解雇撤回を求めて提訴の準備中です。

   消費者庁の関連もあり、わたしにも関係者から連絡がありました。
   景品数水増しも言語道断ですが、女性労働者の良心を踏みつけ踏みつぶそうとする秋田書店の姿勢に強い憤りを感じます。秋の国会で取り上げていこうとおもいます。

   昨日出された秋田書店の「社告」も醜い。これでは、ブラックよりブラックではないか。

http://www.akitashoten.co.jp/news/201