2013年10月6日日曜日

中学生でも知っている

 
 
 
 
 
 

きようは旭川から特急オホーツク号に乗って、遠軽の町議選演説会(岩沢たけゆき候補)に行ってきました。
 車内で読んだ週刊新潮の櫻井よしこさんのコラム「日本ルネッサンス」の中身のでたらめさに呆れてしまいました。

櫻井さんは、聖徳太子の17条の憲法の「和」を尊ぶ道義的価値観が、明治天皇の「開明的、民主主義的」な五箇条の御誓文に引き継がれているとし、民主主義などの善き価値観は古来日本人本来のものであったと主張しています。
あまりにも無理がある。五箇条の御誓文は、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」など、当時の欧米国家の民主主義を規範にしたものであることは、中学生でも知っていることです。
広く世界から学ぶことを、なぜ恥ずかしいことのように隠したがるのでしょうか。
「押し付け憲法」論などふりかざしているから、白を黒と言う羽目になってしまうのでは。

櫻井さんの論調は、いつも「膨張する中国に対抗するため、日本の備えを固め、米国と価値観を共有し共同して事に当たれ」というものですが、米国の中国戦略は安倍首相や櫻井さんとは違う。
なにより歴史をねじ曲げる国粋主義には、そろそろ米国も辟易しているのでは。