2013年11月10日日曜日

絵本のすすめ66―げんばくとげんぱつ










つらいけれど、いちどは子どもに読みきかせをしなければならない絵本。同時に、いまを生きる大人こそ読んでほしい絵本です。
『げんばくとげんぱつ』(子どもの未来社)。絵と文は、画家でジャーナリストの増山麗奈さんです。
東京江戸川区の滝野公園にある原爆犠牲者追悼碑の『石』が、東電福島第一原発の事故をみておもったことは…。
原発と原爆の関係を検証した本はいくつも出ています。たとえば、『原発と原爆-核の戦後精神史 』(川村 湊、河出ブックス) 、『原発と原爆-日・米・英核武装の暗闘』 (有馬哲夫、文春新書)など、それぞれ興味深い。
けれど、大事なことはこの絵本のなかのひとことに尽きるとおもいます。「もう、ひばくはいやだ!」